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ヒナが孵ったまでは良かったけれど

2009年05月30

今朝フィンチ部屋を掃除していたスタッフの子が「ヒナ・ヒナ・二羽・二羽。」と言っていたので、え~と思い見てみると、何時も巣の中で頑張っていたカナリアのメスさんが居ません。
この時がチャンスとばかりに、フィンチ部屋へ急いで見に行きました。 巣の中に二羽のヒナが孵っていました。
一羽は首を持ち上げて口を開け、ゆらゆら揺れています。 もう一羽の仔は、残っている二つの卵の間に頭を突っ込んで、全然動きません。
生きているのか、だめなのかも分かりませんが、お母さんが帰って来る前に、巣の前から立ち去らなければいけません。

「本当、すごい二羽孵ったね。」「孵ったばかりではなさそうだね。」と言いながらお母さんカナリアを捜すと、窓枠の上に止まっていました。

「もう見ていかん。」「いかん。」「いかん。」 「私以外は。」と付け加えると、「どうせ、そう言うと思った。」と二人のスタッフの子に言われました。
「分かっちゃった。」と言うと、「分かる・分かる。」と言いながら、皆で大笑い。

でもその後がビックリです。
お母さんカナリアさんが、あろう事かヒナの居ない隣の巣に帰って行って、さも卵とヒナが居るかの様な仕草で、体全体を膨らませ体を揺らしながら座りました。 全員で「どう言う事。」と合唱になってしまいました。

「卵は温めたいけど、ヒナのお世話はいやだ」とか、「ヒナになったので、もう一度卵からやり直す」とか、私達もお母さんの事を言いたい放題です。 いくら待っても巣を移動しそうにも無いので、巣の後ろをつついてみても、回してみても全然帰ってくれません。
このままではヒナがダメになってしまうと思い、ダメ元でお母さんを掴んで強制的に巣の外にだしたところ、ヒナの待つ巣へ帰ってくれました。 「良かった・良かった。」「でもちゃんと育つか心配だよね。」 とりあえず、とひと安心です。

「どうしても巣に目が行っちゃうよね。」「そうやね。」と、いつもの私達らしい会話です。 でもこれからは余り見ない様にして、見守っていきたいと思っています。

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店長がそんな事書いてるのに、写真を撮りに行ってしまう悪いWeb担当者。
しっかり巣の中に入って暖めいていたため、ヒナは確認できませんでした。残念。