定休日明けの順次ご対応となります

親が育てていても、駄目なものは駄目

2010年04月26

今まで一人っ仔政策で、一羽の仔だけを上手に育てていたシナモンパイド文鳥が、どうしたことかヒナを落鳥させてしまいました。
朝の掃除時間の楽しみはフィンチ部屋の巣をのぞく事で、掃除をしながら丸巣の中を次々と見て行けるので、いつもどうなったかワクワクしながら掃除を進めています。

今日もどんなんかなあと思いながら丸巣の周りの汚れを取ったり、糞ばかりの巣の中を掃き出したりしながら、あら錦華鳥の卵は五個のままだわとか、カナリアさん家は卵が三個に増えてる、錦華鳥の卵が裏側の巣にも三個あるわねえなどと思いながら、最後のシナモンパイド文鳥ヒナが大きく成っているかなと巣を持ち上げて台を拭きのぞいてみると、 巣の中でべったりと倒れ込んでいるヒナを見付けて「文鳥のヒナが駄目だった。」と言いました。

「どうして。」とスタッフ聞き返してきたので、巣の中からヒナを取り出して見ると、胃袋の中に餌が入っていないのに、食道全体は餌でいっぱいになっていました。
「餌を詰まらせて駄目だったみたい。」と言いながら、ヒナを手のひらに乗せて見せました。
「親が育てても詰まらせる事も有るんだねえ。」「一羽しか孵していないけど大丈夫かなあ、次が孵るのかなあ。」と心配をしていました。
「もし駄目だったらやり直すでしょう。」と答えながら、内心は大丈夫かなあと同じように心配をしています。